〜 トゥランヴァイ共和国 〜
鉄道車両工房【 分類番号:房
トラ−製作1 】

★「ショーティー」メインなNゲージ車両のぺぇじ    
[ Top Menu ]>[ 製作例 ]>[ Nゲージ車両化(JRW207系) ]

 〜 Atelier Tramvai (あとりえ とらんばぃ)〜

Bトレインショーティー製作例〜その1

JR西日本 207系通勤電車を作る

Bトレインショーティーは組み立てキットなので、
早速組み立ててみましょう・・・・


207系先頭車全パーツ
(含むオプション)


207系中間車全パーツ
(含むオプション)

「組み立て」とは言いましても、「Bトレインショーティー」は接着剤不要のスナップフィットで、パーツも既に塗装されているので、ランナーから切り取って、パチパチとパーツ同士をはめ込んでいくだけです・・・。

と言うわけでボディーの出来上がり!(まるで3分クッキングだね(汗))

って、組立工程は説明しないのか?って?
いや、ここまでは別に書くことが無いので省略しているだけです(申し訳ないけど、模型の「経験」がある人ならここまでの説明は不要かと)。

では、これから「Nゲージ車両」としての簡単なディティールアップを説明していきます・・・
   


豊富なオプションパーツ類から必要な物をチョイスする。
使える「Nゲージ」用パーツは数知れず。

これだけのパーツを使ってNゲージ規格の車両にしていきます。
オプションパーツの説明。まず、上段左から右へ。

尚、今回の作例では、動力化,走行性能向上は行いませんので、動力ユニットとウェイトは使用しません。

◆パンタグラフ:GM製PT48型
207系は関西の電車で、下枠交差型のパンタグラフを使っているので、「阪急用」のパンタグラフを使用します。
グリーンマックスのパンタグラフは、単価は高いのですが、一番入手しやすいパーツなので、コスト度外視で使っています。
入手できるのなら「KATO」製のオプションパーツ「阪急用パンタグラフ PT4806-B-M」を使うことをオススメします。

◆台車:GM製「DT50(JR東海)」
JR化後初期の標準型「ボルスタレス台車」を使った車両なので、外観の似ているGM製「DT50」のグレー整形版を使っています。
207系電車はTOMIXから発売されているので、その台車をそのまま使えば問題ないように思えますが、実は、TOMIXは床板への台車取り付けを独自の方法で行っているため、KATO及びBトレインとは互換性が無く、取り付けは意外と難工事となります。

◆動力ユニット:KATO製チビ客車用動力ユニット
台車はボギータイプを使うのに、動力ユニットは何故旧式2軸車両用を使うのか?
Bトレイン専用のボギータイプ動力ユニットの台車が、103系電車用のちと古いスタイルの物を使っていて、新型電車には不釣合いなんですよ。
で、ちと加工する必要があって、動力ユニットの加工は即ち「走行性能」を犠牲にする可能性を秘めているわけです。
外観だけ雰囲気を出すなら、動力ユニットに2軸もボギーも関係ないので、走行安定性のあるこのタイプを使って加工するわけです。

◆カプラー:KATOカプラー密連型A
実感的で実用的なカプラーなので標準の「アーノルトカプラー」から交換します。

最後に左下
◆小型車両用ウェイト:銀河モデル製Bトレイン用ウェイト
ディスプレイするだけなら、必要ないものですが、線路の上を走行させる時に「車体が軽い」,「重心が高い」と高速走行中、カーブで遠心力に負けて脱線する可能性があります。
それを防止するために車体に忍ばせるデッドウェイトです。
   
その1:床板の加工

台車を交換する場合は必要な加工。
Bトレインの床板は、KATO製「2軸用カプラーポケット」を装着できるように車両の前後両端に取り付け用モールドがあるのですが、この突起が台車のカプラーポケットと干渉して取り付けることが出来ません。

ので、床板と台車の干渉を低減させるために写真のように該当部分を思い切り切り取ります(写真上:加工前,下:加工後)。

   
その2:KATOカプラー密連型Aの取り付け。

アーノルトタイプカプラーは世界基準のカプラーですが、歴史の古さと実感製の無さが嫌われています。
で、より実感的なKATOカプラー密連型に交換します。
JRの電車なら、全てこれに変えてもいいくらいのオススメパーツなんですが、これは好みの問題なので、予算に余裕があればどうぞ、という程度です。

(写真右下:カプラー交換後,左上:アーノルトタイプのまま)

尚、先頭車両の運転台下に取り付けるカプラーに関しては、コード類のモールドを切り取ってください。

(写真上:製品のまま,下:先頭車両用に加工したもの)
   
その3:最終組み立て

パンタグラフは屋根にある取り付け位置にはめ込むだけ、台車も床板にパチンとはめるだけ、というわけで、簡単に完成です。
先頭車両は、スカートの中からカプラーを外に出してやる必要がありますので、一旦前面パーツをボディーから外して、台車を床板にはめてから、前面パーツをボディーにはめます。

これで完成!

これだけパーツを交換するだけで、より実感的な車両に仕上がりますので、是非お試しを。
但し、かかる金額は、1両あたりでもBトレインキット1両分をはるかに超えますが・・・(滝汗)

 

おまけ
〜台車,スカート,カプラーと走行性能〜

簡単にグレードアップ化の説明をしましたが、実は、先頭車両にはスカート付きとそうでない車両があります。

207系電車もスカート付き車両なので、取り付けてやる必要がありますが、このスカートとカプラーが大きく干渉してしまう車両も当然存在します。

で、写真はスカートから出ている台車マウントタイプのカプラーを左右に振ってみた図。
実際手にとって見ると判るのですが、大きく干渉して、左右に大きな角度でカプラー(と台車)を振ることが出来ません。

これは使えないのでは?

と思い、実験。

道床付き線路のうち、最急曲線であるR216のカーブ線路(ユニトラック曲線線路 R216-15°)をジグザグに繋いで、S字カーブを作ってみました。

その上を難なくクリアできれば、道床付き線路ならどんなレイアウトでも走行可能と言う事になります・・・。

 

今組んだ207系をこの線路の上で転がしてみたところ・・・

カプラーに荷重がかかる事無く、スカートにカプラーが干渉する事無く、スムーズに通過していきました。

台車はあまり首を振らなくてもこれくらいの曲線は平気で通過できるのが「ショーティー」車両の長所ですね。

Wild_D4作成:2003年08月20日

[ Top Menu ]>[ 製作例 ]>[ Nゲージ車両化(JRW207系) ]

★「ショーティー」メインなNゲージ車両のぺぇじ

あとりえTop Menuに戻る」/「観光案内所(直リン)に戻る」/「トゥランヴァイtopに戻る

ご意見ご感想などは下記まで。
"あとりえ とらんばぃ" 管理人 :Wild_D4(昼行灯)  e-MailBBS

〔 本 国 〕
旅・鉄ネタ専門『トゥランヴァイ共和国』

Republic of Tramvai 〜 
Administrator :Wild_D4(Hiru-Andon) E-mail