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鉄道車両工房【 分類番号:房
トラ−冗談3 】

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冗談改造集 その3

akia製「ZJゲージ」専用コントローラの怪(笑)

〜サブタイトル〜
ZJゲージコントローラでKATO「ユニトラック」とTOMIX「ファイントラック/ネクスト・ネオ」を使う!?

 2006年春に発売された「akia製『ZJゲージ』」と言う名の食玩ですが、1個400円程であるにもかかわらず、その「おまけ」がものすごい。
 最近流行している「おまけのおもちゃが入ったお菓子」・・・
もとい、「おまけでお菓子が入ったおもちゃ」いわゆる「フィギュア」の一種なんですが、そのおまけとは・・・、


そのおまけは、(写真手前の)精密な1/220スケール鉄道模型1両です。
手前:ZJゲージ485系電車/奥:Nゲージ583系電車
(車両のほか、金属レール1本と飴玉1個(笑)付き。)

現在発売されているシリーズは「JR485系特急電車」でこの特急色のほかにもうひとつ「ひたち」色の物があり、クハ481,モハ485,モハ484,サロ481(ひたち色は「改造サハ」)の4車種8種類+モハ484動力車2色です・・・
ちなみに、「動力車」がシークレットで、混入率はおおむね1/20〜1/40の割合の模様です。

完成品Nゲージ車両と並べても遜色の無いスタイルで、車体構造もNゲージ車両をそのままスケールダウンさせた感じです。
コスト削減のために、室内インテリアは省略されていますが、追って別売りパーツでインテリアと前照灯ユニットが発売される予定だとか・・・

一方、ちょっと前に「マイクロゲージ」と言うシリーズが発売されましたが、こちらも同じレールの幅が6.5mmのZゲージ鉄道模型でした(「EF81」電気機関車と24系25型客車「北斗星」「トワイライトエクスプレス」の種類)。
ところが、こちらは客車はそこそこでも機関車の出来はいまいちで、動力の電源が「車体に搭載した単4型乾電池」で、レールもプラスチック製のちゃちなもの(つまり、動力はプラレール方式)でした・・・(汗)


手前:ZJゲージ485系/奥:マイクロゲージEF81
動力,車体,レールどれをとっても大きな差。
殆ど同じ値段なのにネぇ(滝汗)

さて、このZJゲージですが、シークレットの動力車を動かすための「コントローラ」と言う物がありまして、それが、これ。


手のひらサイズの「どこかで見たことがある」ようなコントローラ。

出力は、DC10V 0.8Aと通常のパワーパックに比べて若干(いや、かなり?)弱めで、全車室内灯を組み込んだフル編成新幹線電車を動かすのはおそらく無理でしょうが、Bトレインや鉄道コレクション程度の省エネ(笑)編成ならば、これでなんら問題ないでしょう。

で、このパワーパック、外観はともかく出力のコネクタに使用されている部品に見覚えがあるような気がするのですが・・・実は!


実はKATO製パワーパックの超小型版!?

なんと、KATO製フィーダー線路のコネクタがそのまま付くだけではなく、ポイントコントローラまでもがそのまま付いてしまうのです(笑)


走行用電源コネクタだけでなく、


ポイントスイッチのコネクタまでもが・・・(笑)

念のため言っておきますが、コネクタ類にKATO製品と同じ物を使っているだけではなく、
「KATO製品」の制御系統が「そのまま使える」のです。

コンパクトで便利なパワーパック、
「Bトレ」用におひとついかが?

KATO「ユニトラック編」〜完(笑)〜

・・・と、ここで終わらないのが「昼行灯連邦サイト」(笑)
では・・・KATOだけではなく「TOMIX」も使えないのか???

「魔改造」開始です(爆)

・・・と、その前におさらい。

一般的なNゲージの走行系統は全世界統一規格であるため、DC(直流)0〜12Vの電圧をレールの両側にかける(たとえば、レールの右側が0Vで左側が0V(停止)〜12V(前進最大)とか、レールの左側が0Vで右側が0(停止)〜12V(後進最大)とか・・・)事によって列車を走行させることが出来るのです。
(但し、デジタル制御の場合はそのデジタル制御方式に対応した車両でないと走行させることは出来ませんけどね(汗))

これはKATOやTOMIXも同じ事で、互いの車両を互いのコントローラで制御して走行させることは可能です。また、パワーパックとレールのメーカーが異なっていても特に問題はありません

しかし、物理的な問題として、電源コネクタの形状が互いのメーカーで異なっているため、直接接続すること(たとえば、KATOのフィーダー線路のコネクタはTOMIXのネクスト・ネオタイプのパワーパックのコネクタに接続することやその逆)はできません

また、ポイントのコントロールも規格が異なっているため、KATOのパワーパックからTOMIXのポイントマシンは駆動できないようになっています・・・

・・・って、ホント?

かつて、TOMIXの古い緑色のパワーパックはポイントマシンの駆動にAC(交流)17Vを使用していました。そのため、互いのメーカーではポイントレールの互換性が全くありませんでした。
ところが、TOMIXの最新規格である「ネクスト・ネオ」では、ポイントマシンの駆動を「AC(交流)」から「DC(直流)」に変更しています。
一瞬電圧を加えて、ポイントを切り替えると言うシステムは、実はKATOと同じで、その動作時の電圧も・・・

DC(直流)12V!!

何と、KATOのユニトラックポイントと全く同じなのです(笑)
と言うことは・・・

 

いきなり結論:

TOMIXネクスト・ネオのポイントマシンは、
接続コネクタさえ合わせてしまえば、
KATOのパワーパックおよびポイントマシンで
制御可能!
(その逆も当然ながら可能・・・のはず)

冗談抜きにホントの話です(笑)

と言うことは、当然ながら・・・

 

つづいて結論:

TOMIXネクスト・ネオのポイントマシンは、
接続コネクタさえ合わせてしまえば、
akiaのパワーパック+KATOのポイントマシン
でも制御可能!

冗談抜きにホントの話です(笑)

そうすると・・・

 

今回のねらい:

◆akiaパワーパック&KATOポイントマシン
◆TOMIXスーパーミニカーブレール&小型ポイント

を使って、
省スペース上でBトレや鉄コレの車両を
走らせよう!!!

「アホくさ〜」なんて言わんといて(爆)

アホくさい内容ですが、早速実験です。

まずはじめにしなければならないこと。

それは、コネクタの変換です。


動力用フィーダーケーブル
(左:TOMIX ファイントラック用,右:KATO ユニトラック用)
このままではパワーパックとレールのメーカーが違う場合は互いに使用できない。

鉄道模型の動力電源は、アナログ制御ならば万国共通のDC(直流)0〜12Vと決まっています。それはどのパワーパックでも同じこと。
なので、フィーダーコネクタさえ何とかなればレールとコントローラのメーカーや規格(?)が互いに異なっていても使用可能です(断言(笑))。

では変換!


上:TOMIX用コネクタ,下:KATO用コネクタ

今回の目的は、TOMIX用のコネクタをKATO用(そしてAkia用)に変換することですが、
考えられる方法は・・・

  (1) TOMIXフィーダーのレール接続部分でKATOフィーダーのレール接続部分のコードを繋ぐ。
  (2) 互いメーカーのケーブルを真ん中で切ってハンダ付けで接続する。
  (3) TOMIX用コネクタをKATO用コネクタに無理矢理接続しなおす。
  などなど・・・

では一番簡単そうな(1)から・・・フィーダーを分解してみました・・・ら?


うげっ!金具とコードがハンダ付けされてやがる(爆)

初期のころのTOMIXフィーダー(茶色)は、コードを金具部分へただ単に「挟むだけ」だったので、問答無用でどんなパワーパックでも使用できたのですが、今のネクスト・ネオはコードとコネクタが分解できない構造になっているので・・・

ハンダを外してハンダ付け・・・お気楽魔改造じゃなくなりそうなので・・・却下(汗)
そんなわけで(2)も却下です(滝汗)

では(3)は・・・ちょっと待て。
このコネクタ、分解するのはいいが、再利用できるのか?
圧着端子だったら結局、その後には「端子あげ」作業が待っているぞ・・・。

そんなわけでこれも却下(おいおい)。

考えるだけ考えて(実は何も考えていない)大須の電気街を彷徨った結果、ついに見つけました!!
この方法でいけそうです。

(4) KATOコネクタと同じ「ナイロンコネクタ」と「金属端子」を探して来て「端子上げ」!!


市販の2Pナイロンコネクタと専用端子(オスとメス)

偶然見つけたのがこのナイロンコネクタ。
少々KATOのコネクタに挿すにはきつい感じがしますが、まぁ、ナイロン樹脂だから「きついところ」は、ナイフでさくっとそぎ落とせば何とかなるでしょう(おいおい)。

ジャストフィットするコネクタならば、「あきはばら」や「にっぽんばし」ならば、簡単に見つかるかも知れませんネ。
(ちなみに、値段はコネクタ1組で「100えん」するかしないか・・・です。)

では作業開始。


おもむろにコネクタ部分を切り落とす。

コードの被服をむいて、端子を圧着で繋ぐ(ハンダ付け無し)


端子をナイロンコネクタに差し込む


左:製品のままのTOMIXフィーダー,右:KATOパワーパック用TOMIXフィーダー

そして、KATOパワーパック用ファイントラックフィーダーの完成ですっ♪(こら!)

お次は、KATOコントローラ用「ネクスト・ネオ」電動ポイント(笑)


では、おもむろにコネクタを切り落として


被服をむいて金属端子を圧着させて、
ナイロンコネクタに端子を入れ・・・

・・・るのはまだ早いっ!

さて問題です。
TOMIX「ネクスト・ネオ」ポイントマシンの「白印のコード」と「茶色だけのコード」は、どちらをKATOポイントマシンの「四角いコネクタ」,「丸いコネクタに」を挿すのでしょうか?

プラスとマイナスの極を間違えると、ポイントマシンの直進/曲がるの操作が全く逆になってしまいますので、ナイロンコネクタに端子を入れる前に、十分動作確認を行ってください。

<答え>

『 ○→白 ; □→茶 』です。


左:製品のままのTOMIX電動ポイント,右:KATOポイントスイッチ用TOMIX電動ポイント

動作確認を行ってから端子にナイロンコネクタを挿しこむと・・・、
KATOポイントスイッチ用ネクスト・ネオ電動ポイントの完成ですっ♪(こらこらっ!)

で、
KATOのコントローラでTOMIXのポイントが切り替わるのはよしとしよう。
じゃぁ、そのポイントマシンが壊れた場合は、もう一度コネクタを取り替える工事をしなければいけないではないか!

・・・ごもっともで。

じゃぁ、こんな変換アダプタを作ってみてはどうでしょうか?


「TOMIX→KATOポイントマシン接続」変換コネクタ(笑)

これは、TOMIXのポイント用延長ケーブルを途中で切って、切った部分にKATO対応のコネクタを無理矢理付けた物。

物凄く単純ですが効果テキメンなので、2〜3本は作っておくと便利かもしれません。
(特に「運転会」などでいろいろな規格の機器が持ち寄られたときの対応として・・・)


ほらね、これならポイントマシンが壊れても、
簡単に取替えが出来るよね♪


「TOMIX>KATO」変換が出来るなら、
「KATO>TOMIX」変換だって可能の筈。
なので、逆変換もあまりのパーツで作ってみました(笑)

その使い勝手は・・・微妙かも(汗)

そんなこんなで、AkiaおよびKATOのパワーパックに、
TOMIXネクスト・ネオ規格の線路を繋ぐことができました!!

小型コントローラで、超小径カーブレールを使った
コンパクトなレイアウトを楽しみましょう♪

但し、ご注意を!

この改造によってパワーパック,ポイントマシン,車両,その他が故障しても、それは「改造行為」の損傷なのでメーカー保障対象外になるかも・・・

魔改造は、自己責任でね♪

Wild_D4作成:2006年08月06日

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