〜 トゥランヴァイ共和国 〜
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Bトレインショーティー製作ヒント集 その1
TOMIX製パーツの取り付け
(JR東日本 209系通勤電車)
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Bトレインショーティーは、KATO製のNゲージ用パーツ類を使用することで、そのままNゲージ車両として楽しむ事が出来ます。 が、TOMIX製のパーツについては殆どが互換性が無いため、そのままでは使用することが出来ません。 ここでは、TOMIXからしか販売されていない完成品車両「JR東日本 209系通勤電車」のパーツを使用して、Bトレインの「JR東日本 209系通勤電車」を小加工でグレードアップしてみます。 |
[209系通勤電車]
とりあえず、ここまでキットのままで組み立て。
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その1
〜パンタグラフ〜
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PS28型パンタグラフは、補修交換用の分売パーツとして販売されていますが、当然TOMIX製209系専用のパーツで、Bトレインとは全く互換性がありません。
これを取り付けるには、屋根板に「現物合わせ」で穴を4箇所あけてやる必要があります。 パンタグラフの取り付けピンの先端に、水性マーカーで色を乗せ、そのまま屋根板にスタンプをを押す要領でマーキングして、屋根についたマーキングに沿って
直径0.5mmの穴をピンバイスドリルで開けます。 |
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その2
〜台車〜
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今回、最大の難工事、台車の取り付けです。
が、実はTOMIXの台車は、分売パーツとしては、 |
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カプラーの加工(KATOカプラー密連型A取り付けの場合)
カプラーを台車に取り付ける場合、アーノルトタイプや、TOMIX製TNカプラーを使用する場合は、説明書にしたがって取り付ければOKなのですが、KATOカプラー密連型Aを使用する場合だけは注意が必要です。 |
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台車取り付け基部の加工
車体と台車の取り付け部分はKATO(及びGM)台車とTOMIX台車とでは大きく異なり、互換性がありませんので、根本から取り付け方を改めなければなりません。 で、まず下準備として、写真○部分の突起を取り去ります。 |
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次に床板への取り付け。
と言いましても、写真のように床板と台車の間にワッシャをかまして台車側からボルト(使用しているのは、ネジ部分の直径が3mmの「M3規格」のさら小ねじで、長さ10mmのもの)を通し、車体側をナットで固定するだけです。 意外と簡単で早い工程ですね。 ちなみに床板は、車体前後の部分を「207系の作例」の物のように大きく切り取っておきます。 |
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台車の取り付け完了。
しかし、このままでは、走行中にナットが緩んでしまう可能性があります。
これは、ナットの中にナイロン製のゆるみ止めが封入されているナットで、簡単にはボルトとナットが緩まないようになっている物です。 これで固定はばっちりです。 |
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ここで紹介した「ねじ」と「ナイロンナット」は、写真のような小袋に入ったものがDIYショップで入手可能です(写真のものは東急ハンズで購入)。
遥かに安くて効果的アイテムのひとつですので、導入の検討をしてみてください。 尚、ナイロンナットが入手できないならば・・・
こういう「ネジ止め剤」を使うのも手です(RCカーを扱う模型屋で入手可能です)。 |
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その3
〜209系のスカート〜
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やはり、スカートつきの車両はスカートがついていてはじめて、さまになります。
で、この209系は、実は、ボギー台車のカプラーポケット部分とスカートが殆ど干渉する事無く取り付け可能ですので、特に加工は必要ありません。 首振り角も申し分なく、道床付きレールの最急カーブを問題なく通過可能です。 |
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〜完成〜
あとは各パーツを組み合わせていくだけで、
209系も正規のパーツを利用したNゲージ車両として
走行させることが出来ます。
〜 Atelier Tramvai 〜